欧州株:9週ぶり大幅安、シリアめぐる緊張感で-自動車株安い

27日の欧州株式相場は下落。指標の ストックス欧州600指数は9週間ぶりの大幅安となった。自国民に対す る化学兵器の使用でシリア政府は責任を問われると、ケリー米国務長官 が発言したことが手掛かり。

自動車株指数は業種別19指数の中で最もきつい値下がり。フランス のルノーとドイツのポルシェが大きく下げた。銀行株指数では全銘柄が 売られた。国債利回りの上昇を背景に、イタリアとスペインの銀行株の 下げが目立った。

ストックス欧州600指数は前日比1.8%安の299.01で終了。欧州中央 銀行(ECB)が長期にわたり低金利を維持する方針を示したことか ら、年初来安値を付けた6月24日以来では8.5%上げている。

PFAペンション(コペンハーゲン)のシニアストラテジスト、ウ ィトルド・バーク氏は電子メールで、「ケリー長官の発言でシリアをめ ぐる情勢が緊迫化し、悪影響が地域全体に及ぶとの懸念が高まった。こ れが投資家のセンチメントを揺さぶった」と指摘。「政策リスクが最重 要の問題で、向こう数週間はリスクイベントがどこに潜んでいるか分か らない困難な状況になるのだろう」との見方を示した。

ケリー国務長官は26日、欧州での市場取引終了後にワシントンで、 化学兵器の使用は「倫理に反する卑劣な行為」だとし、シリアのアサド 政権に対する対応が必要だと語った。

27日の西欧市場では主要株価指数が全て下落。独DAX指数 は2.3%、仏CAC40指数は2.4%それぞれ下げた。ギリシャのアテネ総 合指数は4.1%の大幅安となった。

原題:European Stocks Drop Most in Nine Weeks as Syria Tension Mounts(抜粋)

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