ECB理事2人、金利の低水準維持を表明-来週政策委

欧州中央銀行(ECB)の2人の理 事が27日、ユーロ圏経済が回復していると認めつつも、政策金利を低水 準にとどめる意向をあらためて示した。来週の9月5日には定例政策委 員会が開かれる。

アスムセン理事はドイツのダウトフェタール・ブーヒェナウでの講 演で「ECBの金融政策のスタンスは必要な期間、拡張的であり続ける とわれわれは述べた」と発言。「4-6月期の経済指標はわれわれの基 本のシナリオを確認するものだ。政策金利はより長期にわたり現行水準 ないしそれを下回る水準にとどまるだろう」と説明した。

9月5日の定例政策委でドラギ総裁は新たな成長・インフレ予測を 示すとともに、前例のない低金利維持の約束についても最新の見解を述 べる。ユーロ圏経済は4-6月(第2四半期)に前期比0.3%拡大し、 過去最長のリセッション(景気後退)から脱却した。

アスムセン理事は「来週は金融政策上の判断の可能性がある政策委 員会がある」とした上で、「私は『可能性がある』と言っておく。 ECB総裁がその際、判断すべきことがあるかどうか説明するだろう」 と述べた。

アスムセン理事はまた、ユーロ圏は依然として「高水準で増加して いる失業」の問題に苦しんでいるとし、「若者の4人に1人が失業して いるがこれは受け入れ難い」と指摘した。

一方、ECBのクーレ理事は27日、スウェーデンのヨーテボリで、 ユーロ圏の経済活動は低水準で安定化したと発言。「ECBは中期物価 安定性へのリスクが現実化する時に利上げを実施するだろう」としなが らも、「政策委はこうした事態はかなり先まで起こらないとみている」 と語った。

原題:ECB Policy Makers Repeat Rate Pledge as Council Meeting Looms(抜粋)

--取材協力:Johan Carlstrom、Stefan Riecher. Editors: Paul Gordon, Sarah McGregor

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE