中国企業めぐる懸念再燃、シンガポールで閩中食品株が急落

野菜加工の中国閩中食品は26日のシ ンガポール市場で2時間足らずの間に時価総額の約半分を失った。空売 りを手掛けるグローカス・リサーチ・グループが同社の会計処理に疑問 を投げ掛けたことで、海外上場の中国企業をめぐる投資家の懸念が再燃 している。

グローカスがリポートで、監督当局と投資家を「ひどく欺いてい る」と指摘したことを受け、閩中食品株は48%下落。時価総額で3 億1800万シンガポール・ドル(約240億円)相当が吹き飛び、売買停止 となった。閩中食品は法律担当部門と相談しているところで、できるだ け早期にコメントするとしている。

閩中食品は、香港やシンガポール、ニューヨークなどの市場に上場 している中国企業を対象とする空売り投資家の新たな標的となってい る。シンガポール証券取引所によれば、7月末時点で上場している中国 を拠点とする企業は同社を含めて143社。閩中食品株をカバーするアナ リスト6人のうち5人は投資判断を「買い」としている。

CIMBグループ・ホールディングスのシンガポール在勤アナリス ト、モウ・ファ・リー氏は「今やシンガポールでの中国企業の評判はど ん底だ」と指摘。「こうした新たな疑惑が浮上した場合、当地で中国企 業が信頼を取り戻すまでに極めて長い時間がかかるだろう」と述べた。

原題:Minzhong Drop Renews China Overseas Listing Woes: Southeast Asia(抜粋)

--取材協力:Harry Suhartono、William Bi、Winnie Zhu. Editors: Madelene Pearson, Linus Chua

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE