ブラジル・レアルが下落、当局の介入策は不十分との見方で

26日のサンパウロ市場でブラジルの 通貨レアルが下落した。600億ドル(約5兆9000億円)に上る政府の市 場介入プログラムでは通貨安阻止に不十分との観測が広がったためだ。 レアルは過去3カ月の下げ率が主要通貨の中で最大となっている。

レアル相場は1.3%安の1ドル=2.3799レアルでこの日の取引を終 了。ブラジル中央銀行は22日、毎週金曜日に10億ドルの信用枠入札と週 4回、各5億ドルの通貨スワップ入札を年末まで行うと発表。翌23日に レアルはほぼ2年ぶりの大幅上昇を見せていた。

過去3カ月でレアルは14%下落。政府の目標範囲の上限近くで推移 しているインフレ率は通貨安でさらに押し上げられる恐れがあり、金融 当局は自国通貨下支えの取り組みを強化している。先に発表した市場介 入策の一環としてブラジル中銀が26日実施した通貨スワップ入札では予 定分を全て売却した。

リキデスDTVM(サンパウロ)の通貨トレーディング責任者フラ ンシスコ・カルバリョ氏は電話取材に対し、「政府の通貨防衛策が実際 に功を奏するかどうかを見極めるにはまだ時間が必要だ」との見方を示 した。

原題:Brazil Real Weakens Amid Concern Intervention Won’t Stem Decline(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE