今日の国内市況(8月26日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は小反落、内外政策の不透明感を警戒-電力や金融、海運安い

東京株式相場は小幅に反落した。米国の量的緩和縮小や国内の消費 税増税など内外政策に対する不透明感を背景に、保険や証券などの金 融、電力、海運などが売られた。放射性物質を含んだ汚染水漏れ問題が 発覚している東京電力は大幅続落した。

TOPIXの終値は前週末比1.63ポイント(0.1%)安の1140.00、 日経平均株価は同24円27銭(0.2%)安の1万3636円28銭。日経平均の 日中の高値と安値の差は154円程度と、5日(145円)以来の小ささだっ た。

セゾン投信運用部の瀬下哲雄ポートフォリオマネジャーは、米国の 量的金融緩和に加え消費税増税という日本固有の不透明感が加わり、 「投資家としては動きづらい」と指摘。ただ、日経平均が1万4000円を 割り込む水準では「やや割安感もあり、下値では買いが入りやすい」と 述べた。

●債券反発、米債高や需給の良さで-20年債入札前でも超長期債に買い

債券相場は小幅に反発。前週末の米国債相場が上昇したことや日本 銀行の長期国債買い入れなどによる需給の良さを背景に買いが優勢とな った。20年債入札をあすに控える超長期債に買いが入り、相場全体の支 えとなった。

東京先物市場で中心限月の9月物は前週末比6銭高の143円77銭で 開始し、午前9時すぎに143円86銭まで上昇した。しかし、その後は上 げ幅を縮小。午後の取引開始後には3銭高まで伸び悩み、結局は4銭高 の143円75銭で引けた。

三菱UFJ投信の下村英生チーフファンドマネジャーは、20年債利 回りが1.7%前後に戻ってきて買いが入っているところを見ると、やは り買い遅れ感があると分析する。「投資家がターゲットにしていた水準 でもあり、サポートされる」と指摘。「円債は銀行の資金余剰や日銀の 強力な買い入れという独自の要因から堅調で、じわりと金利が低下して いく状況が続いているのではないか」と話した。

●ドル・円は98円後半、米住宅懸念や株安重し-米QE縮小時期にらむ

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=98円台後半を中心 に推移した。前週末発表された米住宅関連指標の下振れや軟調な日本株 を背景に、ややドルの上値が重い展開となった。市場では引き続き米量 的緩和(QE)の縮小時期が焦点となっている。

午後3時29分現在のドル・円相場は98円59銭前後。前週末の海外市 場では99円15銭と8月5日以来のドル高・円安水準を付けた後、米新築 一戸建て住宅販売の大幅な落ち込みを受け、一時98円39銭までドル売り が進んだ。週明けの取引では早朝に98円17銭を付けた後、午前9時すぎ に一時98円85銭までドル買い・円売りが進んだが、不安定な日本株を背 景にリスク回避に伴う円買い圧力がかかりやすく、午後には98円半ばま で値を下げる場面が見られた。

外為どっとコム総合研究所の川畑琢也研究員は、「全般的に方向感 に乏しい」と言い、ドル・円「三角もちあい」を抜けておらず、「次の トレンドが出にくい」と分析。「引き続き9月のFOMC(米連邦公開 市場委員会)でQEの縮小開始となるのかどうかが中心テーマとなる が、今週は決定打になるような材料が少ない」とも話していた。

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