アイフォーン導入観測でドコモ株が3カ月ぶり高値

米アップル社の「iPhone(ア イフォーン)」が発売されるという観測を受け、国内携帯電話首位 NTTドコモ株が続伸、KDDIとソフトバンクは下落した。

26日の産経新聞グループのウェブサイト「サンケイビズ」は、ドコ モの坪内和人副社長が、アイフォーンを「いつ出すかが問題」と語っ た、と報じた。ドコモ株は前週末比2.7%高の16万600円まで上昇、終値 との比較では5月22日以来3カ月ぶりの高値となった。

KDDIは一時、同4.2%安まで下落し今月7日以来の日中下落率 となった。ソフトバンクも一時、同1.6%安まで売られた。

岩井コスモ証券の川崎朝映アナリストは、ドコモがアイフォーンを 発売するかもしれないという思惑がKDDIとソフトバンクの株価を押 し下げた、と分析した。

ドコモ広報担当の大鳥淳氏は、「アイフォーンに関しては従来と何 も変わっていない」と説明し、サンケイビズの記事についてのコメント は避けた。KDDIの広報担当、大田武志氏は「ドコモのアイフォーン 発売に関する報道があり、その関係で株価に影響が出ていると分析して いる」と回答。ソフトバンク広報の伊東史博氏はコメントを避けた。

ドコモはアイフォーンを扱う他のキャリアと比べ、新規獲得から解 約を引いた純増数で苦戦を強いられている。4-6月期の実績では、ド コモが9万件にとどまったのに対し、ソフトバンクはグループを含め95 万件、KDDIは67万件を記録した。

坪内氏は今月7日のブルームバーグ・ニュースとのインタビュー で、アイフォーンの導入について検討しており、販売数が全体の2-3 割にとどまるならば扱いたい、と説明。「あとは条件の問題」とも述べ ていた。

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