中国:6%近くへの成長率低下、5年内に容認も-労働人口減

中国当局は国内経済の輸出・投資主 導からの転換を進める中、今後5年以内に成長率が6%近くまで低下す ることを容認する可能性がある。成長が鈍化しても、失業が大きく悪化 することはないと見込まれていることが背景だ。

ブルームバーグ・ニュースが先月まとめたエコノミスト12人の予想 中央値によると、新規の労働力を吸収するために必要な成長率は2018年 に6.4%と、今年の7.3%から低下する見込み。李克強首相は今 年、7.5%成長を目標として掲げている。

中国では労働年齢人口が減少し、流通業など労働集約的なサービス 業の雇用が増加しているため、今後数年間は失業が抑制される可能性が ある。地方政府の債務増加や環境汚染も、景気減速容認を後押しする要 因となっている。過去5年間の平均成長率は9.3%だった。

米コンファレンス・ボードの北京在勤エコノミスト、アンドルー・ ポーク氏は「労働人口の減少は経済成長にとっては好ましくないが、雇 用という観点からするとプラスだ」と指摘。「労働集約性が比較的高く 生産性が低いサービス業に経済が移行する中で経済成長が鈍化しても、 着実な雇用創出が続くことはあり得る」と述べた。

--Hu Shen、Nerys Avery, 取材協力:Kevin Hamlin、Ailing Tan. Editors: Paul Panckhurst, Arran Scott

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