CO2濃度上昇、サンゴや魚介類など海洋生物に打撃-独研究

二酸化炭素(CO2)の濃度が上昇 するとCO2を吸収した海洋が酸性化するために、海洋生物にとって有 害だとの調査をドイツの研究所がまとめた。

25日の科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」に掲載され たアルフレート・ウェーゲナー研究所(独ブレーマーハーフェン)の研 究によると、軟体動物、サンゴのほか、ヒトデやウニといった棘皮動物 が海の酸性化の最も大きな被害を受けている。CO2は海に吸収される と炭酸となりpH(水素イオン濃度指数)を押し下げる。

酸性化の被害を受けるものにはカキやタラなど食用海産物が含まれ る。CO2排出ペースが速まると、人為的CO2排出により数百万年前 よりも生物の絶滅ペースが加速する恐れがあるという。

研究の執筆者の一人であるハンスオットー・ペルトナー氏は電話イ ンタビューで、「進化の危機に向かって事態が急激に進んでいる危険性 がある。以前は、危機的な状況へ進むのにもっと時間がかかっていた」 と述べた。

この研究は国連の気候変動報告に盛り込まれる予定。国連報告は3 つの部分から成り、2014年末までに全体の要旨が公表される。

原題:Higher CO2 Harms All Marine Life From Corals and Clams to Fish(抜粋)

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