米緩和策縮小で明確な道筋示すよう促す-メキシコ中銀総裁

メキシコ中央銀行のカルステンス総 裁は米カンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムで、米連邦準備制 度理事会(FRB)に対し月額850億ドル(約8兆4000億円)の債券買 い入れ計画を縮小していく道筋をもっと明確に示すべきだと呼び掛け た。

同総裁は23日のパネル討論会で、先進国の刺激策縮小・解除に伴い 新興市場が「最も差し迫った課題」に直面していると言明。非伝統的な 金融緩和策は世界経済の安定に寄与する一方で、新興国に「望ましくな い副作用」をもたらしていると述べた。同シンポジウムでは国際通貨基 金(IMF)のラガルド専務理事が講演し、各国の政策当局者は出口政 策を立案する段階でより緊密に協力する必要があると促した。

カルステンス総裁は「今最も効果的なのは、緩和策縮小をもっとず っとうまく、より明確に実施していくことだろう」と論じ、市場寄りの 政策を取り続ければ、資金流入を通じて新興国市場が不安定化するリス クが蓄積され得ると指摘した。

同総裁はさらに、金融当局は統一されたメッセージを送ることが 「極めて重要」で、「もし先進国の中銀が異なる方向に進むなら、それ は不安定化の根源となる可能性がある」と語った。

--取材協力:Nacha Cattan、Ye Xie、Sandrine Rastello. Editors: James L Tyson, Mark Rohner

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