ECB政策委メンバー、利下げ余地で見解分かれる

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会メンバーはユーロ圏経済が回復している兆候が強まる中で、追加利下 げの余地があるかどうかで見解が分かれている。

キプロス中銀のデメトリアデス総裁は24日のワイオミング州ジャク ソンホールでのインタビューで、政策金利を過去最低の0.5%から引き 下げる可能性を依然否定できないと発言。一方、オーストリア中銀のノ ボトニー総裁は22日、最近「良いニュース」が続いていることから「利 下げを支持する意見は現在多く」ないと述べた。

ECBが来月公表する経済予測の準備を進める中で、政策委員会メ ンバー23人の見解は分かれている。ユーロ圏経済は4-6月(第2四半 期)に前期比で拡大し、過去最長のリセッション(景気後退)から脱却 した。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央値によると、 今週発表の8月のユーロ圏景況感指数は昨年3月以来の高水準になる見 込み。

デメトリアデス総裁は、利下げは「依然としてあり得る」と指摘。 「新たな経済指標を見る必要があるが、われわれはその可能性を否定で きない。新しいデータはより勇気付けられるものだ」と述べた。

ノボトニー総裁は経済見通しについて「慎重ながら楽観的だ」とし た上で、景気回復は「脆弱(ぜいじゃく)だ」と述べた。また「直近の 情勢は」ECBの政策に「直ちに影響はないだろう」とし、早期の利上 げの計画はないと示唆した。

原題:ECB Council Members Split in Jackson Hole Over Room for Rate Cut(抜粋)

--取材協力:Michael McKee. Editors: Ross Larsen, Heather Langan

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