【M&A潮流】ヤフー、スマホ分野に標的-GS出身者採用

日本最大のポータルサイトを運営す るヤフーは、4000億円を超える手元資金を抱えて次なる成長分野を虎視 眈々(たんたん)と狙っている。

ブルームバーグ・データによると、ヤフーの過去5年間の売上高の 伸び率は競合らの平均の3分の1でしかない。中でもスマートフォン (多機能携帯電話)への対応で後れが目立つ。調査会社のシード・プラ ンニングによると、日本でのスマホ端末向け広告売上高は、2017年に今 の3倍近くに膨らむ見通しだ

岩井コスモ証券の投資調査部副部長、清水三津雄氏は、スマホ広告 を伸ばしているサイバーエージェントが合理的な買収候補になる可能性 もあるとした。また、いちよし経済研究所のアナリスト、納博司氏はオ ンラインバンクのジャパンネット銀行を100%子会社化することも楽天 に追い付く対策になり得るとみている。

「未来はモバイルにある」とBGCパートナーズの日本株セールス 担当マネジャー、アミール・アンバーザデ氏(シンガポール在勤)は指 摘、「ヤフーが自分たちの領域で成長分野を見つけようとするなら、そ れはきっとモバイルだ」と述べた。

ヤフーは元米ゴールドマン・サックスで合併・買収(M&A)業務 に携わっていたバンカーの平山竜氏を今月採用した。ソフトバンクと米 ヤフーを大株主に持つヤフーは、営業利益を6年間で77%伸ばす目標を 掲げている。

ヤフー広報室の佐藤公彦氏はコメントを控えた。サイバーエージェ ント広報担当の宮川園子氏は「広告代理店事業を売却する予定は一切な い」と述べた。ジャパンネット銀行の広報担当はコメントを避けた。

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