東電:漏えいタンクは地盤沈下した基礎に設置、その後解体移設した

東京電力は24日、福島第一原子力発 電所の地上の貯蔵タンクから高濃度の放射性物質を含んだ汚染水が漏れ 出た問題について調査結果資料を発表した。それによると、問題のダン クは当初設置した場所の基礎が沈下ため、現地点へ移送されたという。 ただ、漏えいと移設との「因果関係は不明」だという。

東電本店で同日夕、会見した原子力・立地本部長代理、今泉典之氏 によると、基礎部分全体が一部地盤沈下したため、タンクは一度解体し て移送したという。同氏はこの過程を経たことで、時間の経過とともに 漏えいが発生するリスクは否定できないと述べた。

東電は20日、福島第一の地上タンクから約300トンの汚染水が漏え いしたと発表した。その後同社は、汚染水が排水溝を通じて外洋に流出 した可能性があることも認めた。

さらに22日には汚染水漏れを受けて実施していた第一原発の敷地内 のタンクの検査で、別のタンク2基の底部で最大毎時100ミリシーベル トの放射線量を計測したと発表している。

一方、原子力規制委員会は21日、今回の汚染水漏れについて、国際 原子力事象評価尺度(INES)で「レベル3」(重大な異常事象)に 相当すると発表している。

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