QE効果はFRBの期待ほど大きくない-クリシュナムルティ氏

米連邦準備制度理事会(FRB)に よる債券購入は成長刺激の手段として政策当局者が考えているほどは効 き目がない。ノースウエスタン大学のアルビンド・クリシュナムルティ 教授とカリフォルニア大学バークレー校のアネット・ビッシング・ヨル ゲンセン教授が23日発表の論文で指摘した。

論文はワイオミング州ジャクソンホールで開催されているカンザス シティー連銀主催の年次シンポジウムで発表された。FRBの資産購入 が投資家に資産のリバランスを促す「ポートフォリオ・バランス・チャ ンネル」を通じて量的緩和(QE)が機能するとした一部FRB当局者 のスタンスを検証している。

論文は「QEのポートフォリオ・バランス・チャンネルは主とし て、購入資産の価格に影響を及ぼす狭いチャンネルを通じて機能し、波 及効果は資産の特徴や経済情勢に左右される」と指摘。FRBの説では 長期債のプレミアムへの影響など幅広いチャンネルを通じて機能すると しているが、そうはならないと両教授は記した。

両教授の著作は過去にFRB内の議論に影響を及ぼしたことがあ る。バーナンキ議長は昨年のジャクソンホールでの講演でQE第3弾の 必要性を主張した際、両教授の過去の論文から引用している。

原題:Economists in Jackson Hole Say QE Less Potent Than Fed Believes(抜粋)

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