今日の国内市況(8月23日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は急反発、景気敏感中心に全業種高い-欧米統計や円安好感

東京株式相場は急反発。欧米で強い経済指標が発表されたほか、ド ル・円相場がほぼ3週間ぶりに1ドル=99円台まで円安に振れ、投資家 心理が改善した。自動車やゴム製品などの輸出関連、鉄鋼や非鉄金属な どの素材、保険などの金融を中心に東証1部全業種が上げた。

TOPIXの終値は前日比22.07ポイント(2%)高の1141.63、日 経平均株価は同295円38銭(2.2%)高の1万3660円55銭。

パインブリッジ・インベストメンツの前野達志執行役員は、日本企 業の今期の増益率の高さから考えるとやや売られ過ぎており、「投資家 心理が改善したことで反動の買いが出た」と指摘。日本株の先高期待は 健在で、「日本株需要の高さを再確認する日だった」と話していた。

●債券は下落、円安・株高で売り優勢-5年債利回り3週間ぶり高水準

債券相場は下落。外国為替市場での円安進行を受けて、国内株価が 大幅反発したことを背景に、売りが優勢となった。新発5年債利回り は0.3%台に乗せ、3週間ぶりの高水準を付けた。

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、 「相場が株高・円安に素直に反応し始めた。これまで米長期金利の上昇 を無視して買われていたので、為替が円安に振れてくると、さすがに米 国金利に連動せざるを得なくなる。日本銀行の国債買い入れオペで5 -10年ゾーンが減額されたことも不安材料ではないか」と述べた。

東京先物市場では、中心限月の9月物が前日比3銭安の143円90銭 で始まった。その後は、国内株価が上げ幅を拡大したのに伴い、売りが 膨らみ、一時36銭安の143円57銭と5日以来の安値を付けた。終値は22 銭安の143円71銭だった。

●円続落、リスク選好で一時対ドル99円台-対ユーロは1カ月ぶり安値

東京外国為替市場では円が続落。前日発表された米欧中の経済指標 の改善を背景に世界的に株価が反発したため、リスク選好的な円売りの 動きが優勢となった。

1ドル=98円台後半で東京市場を迎えたドル・円相場はじりじりと 値を切り上げ、一時99円14銭と今月5日以来の円安値を付けた。

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジストは、「中国、欧米 とも景況指数が良かったし、アジアも含めて株式市場が反発している。 為替市場でもドルに対して直近売られていた新興・資源国通貨に買い戻 しが見られており、雰囲気はかなりリスクオンに傾いている」と話し た。

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