Jトラスト株がストップ安、ライツイシュー価格割り損切りか

中堅ノンバンクのJトラスト株が急 落。一時ストップ安(値幅制限いっぱい)となる1431円を付けた。市場 関係者の間では7月に行ったライツイシュー(株主割当増資の一種)で 新株を購入した投資家が、取得価格の1800円を割り込んだのを見て損切 りに動いたのではないかとの見方が出ている。

この日のJトラスト株は前日より高く始まったが、午後に入り1800 円を下回ると、売買を伴って一気に前日比400円(22%)安まで下落し た。その後はやや値を戻し、204円(11%)安の1627円で取引を終了し た。出来高は前日の10倍を上回る827万5000株に膨らんでいる。

スタッツインベストメントマネジメントの大木昌光シニアファンド マネジャーは、「株価がライツイシューの行使価格1800円を割り込んだ ため、損切りの売りが加速したのではないか」と分析している。Jトラ ストの株価はライツイシュー発表後、2000円を挟んで推移していたが、 最近は下落傾向を強めていた。

Jトラストは既存全株主に持ち株に応じて新株取得権を発行するラ イツイシューを実施した。株主の大半が権利を行使、1800円で新株を取 得し、同社は1000億円近い資金を調達した。顧客基盤の拡大に向けたネ ット関連や海外の金融関係企業などのM&A(合併・買収)に充てる方 針を示している。

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