英アート界、女性館長の就任阻む「ガラスの天井」

英国では芸術関連施設のトップのポ ジションが相次いで募集される予定だが、女性は何人就任することがで きるだろうか。

向こう数年間に、ナショナル・シアター、英国の近現代美術コレク ションを管理するテート、大英博物館の館長が退任か引退する予定だ。 関係者によると、女性が後任に就く可能性は高くない。

サーペンタイン・ギャラリーサウスバンク・センターロンドン 交響楽団の女性代表者たちによると、芸術関連の最高職種の多くは男性 が占め、女性はトップのポジションにはふさわしくないと考えられてい るか、女性の側も控えめで応募をためらう傾向がある。

サーペンタイン・ギャラリーの館長を1991年から務めているジュリ ア・ペイトンジョーンズ氏は「文化の分野には女性が多くいる。ただ、 英国の国立芸術機関であるテートナショナル・ギャラリー、ナショナ ル・ポートレート・ギャラリー、大英博物館のうち女性が館長を務めて いる施設は皆無だ」と話す。

ペイトンジョーンズ氏は、何世代にもわたって男性によって形作ら れてきた英国の芸術関連の職場は、「これまでと異なる見方をし、異な るやり方をする」女性を受け入れる態勢が整っていないと指摘。「この プロの世界では、女性が起用される道がなく、ガラスの天井が存在す る。どうすればいいか分からないし、女性をどうサポートすればいいか も分からない」と述べた。

(ナエリ氏はブルームバーグ・ニュースの芸術・娯楽部門で記事を 執筆しています。この記事の内容は同氏自身の見解です)

原題:U.K.’s Old Boy Network Survives, Keeps the Arts in Manly Hands(抜粋)

--取材協力:Warwick Thompson. Editors: Mark Beech, Catherine Hickley

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