ブラジル中銀:レアル安阻止で通貨スワップと信用枠入札へ

ブラジル通貨レアルがこの1カ月に 世界で最も下落したことを受け、同国中央銀行は週で30億ドル(約3000 億円)規模の通貨スワップと信用枠の入札を実施すると発表した。

ウェブサイトに掲載された資料によると、中銀は毎週月、火、水、 木曜日にそれぞれ5億ドルずつ通貨スワップ入札を実施し、金曜日に10 億ドルの信用枠入札を行う。今月23日に開始し、12月31日まで同プログ ラムを続ける。

米連邦準備制度理事会(FRB)が資産購入規模を縮小する兆しを 背景にレアルは今週、ほぼ5年ぶり安値を付けた。レアル安はインフレ 率加速を招く恐れがある。ブラジル中銀は4月以降、政策金利を計125 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き上げているものの、イ ンフレ率は中銀の目標レンジの上限付近にとどまっている。

ボトランチンCTVMのチーフエコノミスト、ロベルト・パドバニ 氏はサンパウロから電話インタビューに答え、「今回の措置は為替相場 の大幅な下落を回避するという中銀の信念を示すものだ」とし、為替変 動の緩和を目指していると話した。

ブラジル中銀の報道官が同行の方針を理由に匿名で語ったところに よると、中銀が今回発表した措置は年末までに合わせて600億ドル余り の規模に達する見通し。

原題:Brazil Offers $60 Bln in Auctions to Stem Worst Currency Plunge(抜粋)

--取材協力:Marisa Castellani、Fabiola Moura、Arnaldo Galvao、Brazil News. Editor: Robert Jameson

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