独国債:利回り上昇でも実質リターンほぼゼロ-投資見直しも

ドイツ国債は利回りが1年5カ月ぶ りの高水準に上昇したが、実質リターンはゼロに近い。機関投資家が別 の資産クラスに投資先を切り替える必要性を示唆しているようだ。

7-9月(第3四半期)に入ってから、ドイツ10年国債利回りは8 月21日まで同国のインフレ率を下回っていた。世界的な景気回復の兆し を背景に22日の利回りは1.94%と、2012年3月以来の水準に上昇した が、7月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比上昇率(1.9%)と それほど違わない。

ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのドイツ部門責 任者クリストフ・フォンライヒ氏は21日のフランクフルトでのインタビ ューで、「1.5-2%のドイツ国債利回りは一般的にはリターン目標に 届かない」とし、「十分に行われていないのは株式購入だ。株式にもっ と投資するつもりがなければ、インフレ率を超えるリターンをどうやっ て確保するのだろうか」と述べた。

ゴールドマンは、リスクのエクスポージャーを制限しながら顧客と の長期契約を順守しなければならない生命保険会社や年金基金にとって は厳しいものだとみている。

ドイツの生命保険会社は一般的に、契約期間が10年以上の保険商品 を販売し、最低のリターンを保証する。同リターンは現時点で1.75%。 フォンライヒ氏の試算によると、生保は資産運用で少なくとも年 間3.5%のリターンを目指している。

原題:Bund Returns Near Zero Show Germans Needing Yield: Euro Credit(抜粋)

--取材協力:Weixin Zha、Jana Randow. Editor: Paul Gordon

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