印中銀、金融安定維持の必要性指摘-通貨安でかじ取り難しく

インド準備銀行(中央銀行)は22日 公表した年次報告書で、経済・金融政策を通じて金融の安定を守る必要 があるとの見解を示した。米連邦準備制度理事会(FRB)の刺激策縮 小の見通しが通貨ルピーの下落を招いており、報告書では通貨安が既に 高い消費者物価上昇率をさらに押し上げる可能性を指摘している。

準備銀は報告書で、持続可能な水準を超えている経常赤字や成長減 速、財政赤字リスク、銀行の不良債権増加なども課題として挙げた。

ルピーは22日に対ドルで過去最安値を更新した。FRBが債券購入 を縮小すれば新興国市場から数十億ドルの投資資金が引き揚げられると の懸念が背景にある。年初来では15%の下げ。

レリゲア・キャピタル・マーケッツ(ムンバイ)のストラテジス ト、ティルタンカル・パトナイク氏は「準備銀は現時点で金融安定を維 持する以外ない。それは短期的に成長を犠牲にすることを意味する」と 述べた。

原題:India Flags Need to Retain Stability as Fed Risk Hurts Rupee(抜粋)

--取材協力:Siddhartha Singh、Bibhudatta Pradhan、Unni Krishnan、Andrew MacAskill. Editors: Sunil Jagtiani, Vipin V. Nair

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