米シスコシステムズ、通貨安のブラジルで事業拡大へ

ネットワーク機器最大手の米シスコ システムズは、為替相場の変動と景気減速から消極的になる競合企業も いるブラジルで事業を拡大している。

同社の開発・販売責任者ロバート・ロイド氏はインタビューで、22 日にリオデジャネイロにイノベーションセンターを開設したことを明ら かにした。政府やエネルギー・鉱業関連などの企業顧客向け販売とサー ビスの拡充が狙いだという。

ロイド氏は「困難な時こそ、最も大きなものを得ることができる」 と指摘。「30年間の歴史の中で何度もこうした経験をしており、為替の 変動に対応してきた」と述べた。

ブラジル通貨レアルは過去3カ月でドルに対し16%下落。値下がり 率はブルームバーグが集計している新興市場通貨で最大となっている。 昨年の国内総生産(GDP)は0.9%増と、2009年以来の低成長にとど まった。

ロイド氏によれば、ブラジルやインドなどの地域での販売は中国の 成長鈍化による影響を受けている。ただ、シスコの保有する現金は6月 末時点で約500億ドル(約4兆9400億円)に上り、同社は米国外で投資 機会を探していると語った。

原題:Cisco Sees Brazilian Expansion Opportunity in Currency Plunge(抜粋)

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