ゴールドマンなど米銀大手を格下げ方向見直し-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベ スターズ・サービスは22日、米銀大手6行のうち少なくとも4行の債務 格付けを引き下げる可能性があることを明らかにした。危機の際に銀行 から債権者への返済が保証されなくなる見通しをムーディーズは問題視 している。

22日の発表によると、ムーディーズが格付けを引き下げ方向で見直 すのは、ゴールドマン・サックス・グループとJPモルガン・チェー ス、モルガン・スタンレー、ウェルズ・ファーゴ。バンク・オブ・アメ リカ(BOA)とシティグループについても格付けを見直すが、どちら の方向かは不確定だとしている。

ムーディーズやスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、大 手銀行を公的資金で救済するのではなく、事業の段階的な縮小を行うこ とができる新たな手段が政府に与えられたため、格下げが必要になる可 能性があると分析した。それらのプランには、債券保有者の損失負担や 債権の株式転換が含まれる。新たな政策は、預金を受け入れる子会社の 格付けにも影響する恐れがある。

ムーディーズのマネジングディレクター、ロバート・ヤング氏は 「金融システム上重要な大手銀行の事業を整理する信頼できる枠組みの 構築が過去1年で前進した」と指摘。「グローバルな銀行グループの破 綻処理を協調して行うための国際銀行監督当局間の協力や議論も深まっ た」との見方を示した。

ブルームバーグの集計データによると、ムーディーズはJPモルガ ンとウェルズ・ファーゴの格付けを「A2」、ゴールドマンを「A 3」、モルガン・スタンレーを「Baa1」としている。BOAとシテ ィの格付けは「Baa2」。

原題:Moody’s Mulls Downgrade of Big Banks as U.S. Support Wanes (1)(抜粋)

--取材協力:Laura Marcinek. Editors: Rick Green, David Scheer

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