ルー米財務長官:債務上限引き上げを怠れば「悲惨な」結果に

ルー米財務長官は22日、16兆7000億 ドル(約1650兆円)の債務上限の引き上げを米議会が怠れば、「わが国 に悲惨な影響をもたらす」と述べ、社会保障制度の給付金の受給者や退 役軍人への支払いをできなくする恐れがあると指摘した。

ルー長官はカリフォルニア州マウンテンビューのコンピューター歴 史博物館で講演。事前の講演原稿によると、長官は「債務上限の必要な 増額が遅れるだけでも、有害な悪影響が及ぶ恐れがある」と指摘。「手 元の現金が使い果たされた場合、社会保障制度や軍人と退役軍人への支 払いを含めた政府全般の支払いが危うくなる」と述べた。

米財務省は休会中の議会が9月9日に再開されるまでは特別な会計 措置を利用して政府業務の資金繰りを賄うことができるだろうと説明し てきた。非営利の調査団体、超党派政策センターは、議会による上限引 き上げがなければ10月半ばから11月半ばの間に政府が支払いを履行でき なくなる事態に陥ると予想している。

ルー長官はレーガン元大統領の発言を引用し、「米国のデフォルト (債務不履行)やそれが本当に予想される状況から導かれる結果は、予 測不可能であり、考えるだけでも恐ろしい」と述べた。

同長官はまた、「米失業率は依然として高く、労働力人口に再び加 わろうとまだ苦しんでいる人々が多過ぎる」との懸念も示した。

原題:Lew Says Failing to Raise Debt Limit Would Be ‘Disastrous’ (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE