今年のジャクソンホールは世界の金融政策が焦点

米ワイオミング州ジャクソンホール で開催されるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムでは、世界 の金融政策が焦点となりそうだ。米連邦準備制度理事会(FRB)の議 長は1988年以降毎年このシンポジウムに出席しているが、バーナンキ議 長は今回欠席する。

TDセキュリティーズの調査担当グローバル責任者、エリック・グ リーン氏は「近年は米金融当局から政策の手掛かりやシグナルを探して いたが、今回はそうならない」と指摘。「非常に世界的な視点から金融 政策を議論する場」となり、特に「世界的なリフレーションがペースを 緩めながらどの程度、持続していくか」が焦点になると述べた。

「非伝統的金融政策の世界的側面」と題された今回のシンポジウム は22日から3日間の予定で行われ、日本銀行の黒田東彦総裁やメキシコ 中央銀行のカルステンス総裁も参加する。バーナンキ議長が出席しない ことから、基調講演は行われない。

米金融当局は過去最大規模の緩和策の縮小時期をめぐり議論を続け ているが、他の中銀は緩和策を拡大しつつある。黒田総裁はデフレ解消 に向け、マネタリーベースを2年間で倍増させるなどの目標を掲げてい る。また欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、金融政策の姿勢につ いて「必要な限り緩和的なものにとどまるだろう」と述べている。イン グランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は、少なくとも2016年まで政策 金利を引き上げない考えを示している。

今回のシンポジウムの参加者リストにはカーニー総裁もドラギ総裁 も載っていない。イングランド銀はビーン副総裁、ECBは調査ディレ クターのフランク・スメッツ氏が発言する予定。

シンポジウムではイエレンFRB副議長とフィッシャー・イスラエ ル中央銀行前総裁が進行役を務める。23日には昼食時に国際通貨基金 (IMF)のラガルド専務理事がスピーチする。

原題:Jackson Hole Without Bernanke to Focus on Global Monetary Policy(抜粋)

--取材協力:Simon Kennedy. Editors: James L Tyson, Chris Wellisz

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