東電:他のタンク2基周辺でも高線量計測-100ミリシーベルト

東京電力は22日、約300トンの汚染 水漏れを受けて行っていた福島第一原子力発電所敷地内のタンクの検査 で、別のタンク2基の底部で最大毎時100ミリシーベルトの放射線量を 計測したと発表した。水たまりなど漏えいの痕跡は確認されていない。

高線量が測定されたのはH3エリアと呼ばれる区域にある2基のタ ンク。1基のタンク底部で毎時100ミリシーベルト、もう1基のタンク 底部では同70ミリシーベルトの放射線量が計測された。H3エリア は、19日に汚染水が流出したタンクのあるH4エリアの北西側に位置し ている。原発作業員の被ばく線量の上限値は5年間で100ミリシーベル ト。毎時100ミリシーベルトの地点では1時間でこの上限に達する。

両タンクに水位の変化はなく、同社は高線量が検出された原因の特 定を急ぐ方針。同社広報担当の川俣浩生氏によるとタンク内に貯蔵され ている汚染水を移送する予定はないという。

同原発では19日に「フランジ型」と呼ばれる鋼板の板をボルトで留 めるタイプのタンクから、タービン建屋地下などにたまった汚染水をセ シウム除去装置で処理後の高濃度汚染水が漏れた。東電は汚染水を貯め ている同じタイプのタンク約300基について、外観検査と周辺の放射線 量測定を行っていた。

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