【個別銘柄】東電やニッパツ急落、東洋水高い、キユーピーも上昇

きょうの日本株市場で、株価変動材 料のあった銘柄の終値は以下の通り。

東京電力(9501):前日比4.1%安の534円で、東証1部売買代金首 位。福島第一原子力発電所で汚染土砂などが排水路に流れた可能性があ ると21日夜に電子メールで発表した。共同通信は同問題に関して22日、 事故後約2年間に海に流出した放射性ストロンチウムと放射性セシウム は最大で保安規定に定められた通常運転時の海への年間放出基準値(ト リチウムを除く)の約100倍に相当する、と伝えた。

ニッパツ(5991):7.3%安の1025円。JPモルガン証券では、業 績予想を微修正し、投資判断「中立」を継続。指標面では割安感も出て きたが、当面は利益依存度が4割強に急上昇しているタイ市場での自動 車生産減速が鮮明になっている点を警戒したいと指摘した。

東芝(6502):2.3%安の380円。三菱UFJモルガン・スタンレー 証券では、2014年3月期営業利益予想を3358億円から3066億円(会社計 画2600億円)に減額した。4-6月期営業利益は会社想定を若干上回る も、同証予想からは下振れたとし、デジタルプロダクツや家電、ディス クリート、システムLSIなど下振れ要因を踏まえた。

東洋水産(2875):3.1%高の3070円。SMBC日興証券では、業 績予想を上方修正し、投資判断を「アンダーパフォーム」から「アウト パフォーム」に2段階引き上げた。北米の即席麺事業の営業利益予想を 増額した上、国内でも需給悪化による悪影響は見られておらず収益は従 来予想から改善する見方へと変更。14年3月期営業利益予想は315億円 から326億円(会社計画310億円)へ上げた。

オリンパス(7733):1.4%安の2811円。一時は10%安の2560円ま で売られた。東京国税局の税務調査を受け、国内子会社と英国子会社と の国際取引をめぐる移転価格税制に基づき、5年間で約103億円の申告 漏れを指摘されていたことが分かった、と22日付の毎日新聞朝刊が報じ た。

キユーピー(2809):2.2%高の1508円。UBS証券は投資判断を 「中立」から「買い」に引き上げた。穀物相場下落で値上げによる収益 改善がより好転する可能性を指摘。価格是正効果やコストダウンに加 え、ドレッシングの売り上げ成長や原料高の緩和も見込まれ、来期増益 率の加速を予想した。目標株価は1500円から1660円に上げ。

キヤノン(7751):1.2%安の2988円。ゴールドマン・サックス証 券では、米ヒューレット・パッカード(HP)が21日の決算発表後に行 った電話会議を受け、HPプリンタ部門の消耗品は流通在庫が過多で今 後調整が予想されることが確認されたと指摘。HPの見通しに対する慎 重なコメントはキヤノンの下期のトナー売り上げ見通しに比べて若干ト ーンが弱い印象だとして、HP決算による示唆はキヤノンにネガティブ だと結論付けた。

山崎製パン(2212):2.2%安の1088円。SMBC日興証券では、 業績予想を見直し、投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」へ 引き下げた。小麦粉原料コストの減少に伴う売上高の減額修正が営業利 益の下方修正要因となるほか、連結子会社の利益減額も織り込んだと し、13年12月期営業利益予想を250億円から240億円(会社計画250億 円)に下げた。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):1.5%高 の1519円。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」へ引き上げ た。オンラインやモバイルゲームなどネットワークの収益拡大が今後鮮 明になると予想。同社新マネジメントが構造変化への対応を加速させる と期待している点も評価した。目標株価は1900円。

インターネットイニシアティブ(3774):1.6%高の3230円。いち よし経済研究所では、同社はインターネット接続サービスなどのストッ ク売り上げが全体の80%超を占めており、安定した利益成長が続くとの 見方は変わらないと予想。クラウド事業は大口ゲーム会社に加え、一般 事業法人からの需要も拡大しているとし、売り上げは右肩上がりに伸長 しているなどと評価した。

昭和真空(6384):9.5%安の295円。14年3月期営業損益予想を1 億1200万円の赤字に下方修正した。従来予想は1億5500万円の黒字予想 だった。電子部品業界の設備投資の慎重姿勢から受注や売上高が従来想 定を下回った。

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