トヨタ:米で「カローラ」、「カムリ」の販売強化-競争激化

米国の自動車市場でフォード・モー ターやホンダなどとの競争が激しくなる中、トヨタ自動車は主力モデル の中型セダン「カムリ」や「カローラ」の販売強化を図っている。

トヨタは9月に、外観と性能を改良した新型カローラを投入する。 また、米国の中型車市場で販売トップを続けるカムリについては、価格 を堅調に維持していく方針を前提に、足元では販売奨励金などで拡販に 努めている。

トヨタは今年の米国市場で、上位6社の中で販売の伸びが最も小さ くなり、シェアを下げてきた。中型セダン分野では10年超にわたり販売 トップを続けてきたカムリの地位が、ホンダの「アコード」、日産自動 車の「アルティマ」、フォードの「フュージョン」など他社の攻勢で脅 かされている。サブコンパクトの分野では、ホンダの「シビック」がカ ローラを上回っている。

消費者の車への期待値が上がってきており、カローラのような大御 所へのプレッシャーになっていると指摘するのは、ケリー・ブルー・ブ ックのアナリスト、カール・ブラウアー氏だ。安全で信頼できるという ことだけでは、もはや十分ではないという。

カムリは7月の米国販売で前年同月比16%増の3万4780台だった。 調査会社エドマンズ・ドット・コムによると、1台当たり販売奨励金は アコードの627ドルに対し、トヨタはカムリに2581ドルをつぎ込んだ。

トヨタの小平信因副社長は21日に都内で記者団に対し、米国市場で の現在の販売奨励金の水準について、同社としては「高いとは思ってい ない」と述べ、奨励金にあまり依存しすぎないようにする方針だと説明 した。

小平氏は、ライバル社が中型車市場に競争力のあるモデルを投入し てきており、「競争が激しくなってきているのは事実」と話した。その 上で、トヨタは、より競争力のあるモデルで挑む必要があるとの考えを 示した。

--取材協力:堀江政嗣. Editors: 浅井秀樹, 平野和

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