FOMC議事録:9月の緩和縮小発表示唆-市場関係者の見方

米連邦準備制度理事会(FRB) が21日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、7月30-31日開催)の 議事録によれば、会合のほぼ全参加者は景気が予想通り改善された場 合、債券購入のペースを年内に減速させるというバーナンキ議長の計画 を「おおむね支持」していることが分かった。一方で2、3人は「近い うち」に縮小開始が必要になる可能性を指摘した。これについて、市場 関係者は以下のようにコメントした。

◎次の政策変更への洞察ほとんど与えず-ジェフリーズ:

21日公表されたFOMC議事録では債券購入縮小の時期と程度はほ とんど何も明らかにならなかったと、ジェフリーズのエコノミスト、ウ ォード・マッカーシー氏が顧客向けリポートで指摘した。

緩和縮小の開始は早くて9月、最も遅くて12月だろう。

当局者は7月31日に、万一の事態への備えで新しいことは何もしな かった。

◎米国債市場に弱気な要因と解釈される-CRT:

バーナンキFRB議長が示した緩和策縮小のスケジュールへの幅広 い支持や住宅市場の改善に関するコメントから見てFOMC議事録は米 国債市場に「弱気」な要因と解釈される。CRTキャピタルのストラテ ジスト、イアン・リンジェン氏が顧客向けリポートで指摘した。

バーナンキ議長が示した縮小スケジュールへの幅広い支持は9月の 緩和策縮小を裏付けるものであり、米国債に最もネガティブな要因だ。

◎7月の議事録、6月のスタンスから変化ない-ドイツ銀行:

6月の会合やバーナンキ議長の半年に一度の議会証言の後に高まっ た市場の期待をFOMCが変えたくないと考えたことは、「市場が基本 的には当局のメッセージを適切に聞いていた」ことを示唆するとドイツ 銀行のストラテジスト、アラン・ラスキン氏がリポートで指摘した。

米国債の反応に他の市場が追随する動きとなっており、議事録は新 興市場のストレスを明らかに軽減する内容ではない。

◎9月の緩和縮小開始を示唆-TDセキュリティーズ:

21日公表されたFOMC議事録では、「基本ケース」の見通しに沿 った展開になっていると一部のメンバーが見ていることが示されたと、 TDセキュリティーズのストラテジスト、ミラン・マルレイン氏はリポ ートで指摘した。

「市場の予想とFOMCの見方は一致」。

FOMC内では強いコンセンサスに欠けているため、緩和縮小の規 模は市場が見込んでいる200億ドルを下回る公算が大きい。

◎9月の量的緩和縮小の発表をおおむね確認-GMP:

議事録には9月の発表への直接的な言及はないが、全般的には早期 の緩和縮小開始に向けたバイアスがあり、9月発表に向けた動きを後押 しするとの見方を、GMPセキュティーズのストラテジスト、エイドリ アン・ミラー氏がリポートで示した。

FOMCの投票権メンバーは、経済統計で改善が示されたとし、雇 用統計とGDP統計でもさらなる改善を見込んでいる。

原題:Fed Minutes Give Little Insight Into Next Policy Move: Jefferies(抜粋) 原題:FOMC Minutes Seen as Bearish for Treasury Market: CRT(抜 粋) 原題:FOMC July Minutes Show No Change to Fed’s June Stance, DB Says(抜粋) 原題:Fed Timeline for Sept. Taper on Track, TD Says(抜粋) 原題:Fed Minutes Largely Confirm Sept. Taper Announcement, GMP Says(抜粋)

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