FOMC議事録:議長が示した緩和縮小への道筋に幅広い支持

米連邦準備制度理事会(FRB) が21日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、7月30-31日開催)の 議事録によれば、会合のほぼ全参加者は景気が予想通り改善された場 合、債券購入のペースを年内に減速させるというバーナンキ議長の計画 を「おおむね支持」していることが分かった。一方で2、3人は「近い うち」に縮小開始が必要になる可能性を指摘した。

議事録では「ほぼ全ての参加者」が年内の債券購入ペース縮小を 「おおむね支持」していることを確認したと記された。2、3人のメン バーは「近いうちに購入ペースをいくらか減速させる時期が訪れる可能 性もある」と主張した。

一方で、他の「2、3人のメンバーは、資産購入のペース変更を決 める前に、辛抱強く待って経済に関するさらなる情報を評価することが 重要だと強調した」とも説明した。

7月のFOMCでは「委員会のほぼ全てのメンバーが、購入プログ ラムの調整はまだ適切ではないとの見解で一致」、政策の現状維持を決 めていた。

ドイチェ・アセット・アンド・ウェルス・マネジメントのグローバ ル・チーフエコノミスト、ジョシュ・ファインマン氏は「9月に緩和策 縮小に着手する公算が大きい」と述べ、「当局は9月の縮小開始観測が 広がっていることを承知しており、そうした期待から外れることを行っ たことはない」と指摘した。

金利上昇

同会合では6月の会合後の金利上昇についても議論された。議事録 によれば、数人の参加者は「金融市場全般の状況は顕著に引き締まっ た」と指摘。「これら参加者は、中長期金利の上昇は支出や経済成長を 抑制する重大な要因になり得るとの懸念を表明した」と記された。

一方で、他の数人は金利上昇について「比較的わずかな抑制にとど まる可能性が高い」としたほか、株価が上昇し銀行が融資基準を緩和す れば借り入れコスト上昇の影響を相殺できるとの認識を示した。さら に、金利上昇が「維持不可能な投機的ポジションの解消に関連した動き である限り」歓迎できるとする意見も一部にあった。

ブルームバーグが今月9-13日にエコノミスト48人を対象に実施し た調査によると、9月17-18日のFOMCで債券購入額の縮小が決まる 公算が大きいと予想したのは全体の65%だった。

FRBのスタッフはFOMC参加者に「短期金利を管理するための 追加的手段である固定金利・金額無制限の翌日物リバースレポ・ファシ リティー」の可能性について説明した。議事録はこうした手段により 「広範な市場参加者」に対してリスクを伴わない翌日物ファシリティー を提供できるようになるほか、短期金利を望ましい水準に維持する能力 が高まる可能性があると記した。

FOMC参加者は2013年後半に経済成長が上向き、「さらに強くな る」と引き続き予想した。ただ、住宅ローン金利や原油価格の上昇、米 国の輸出市場の成長鈍化などを理由に6月時点よりも自信が多少弱まっ たと言う参加者が複数いたことも議事録に記された。

原題:FOMC Minutes Show Broad Support for Bernanke Taper Timeline (3)(抜粋)

--取材協力:Renee Dudley、Cotten Timberlake. Editors: James L Tyson, Gail DeGeorge

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