米国債:下落、FOMC議事録が緩和策縮小の広範な支持示す

米国債相場は下落。30年債利回りが 2年ぶり高水準に押し上げられた。米連邦準備制度理事会(FRB)が 午後に公表した連邦公開市場委員会(FOMC、7月30-31日開催)の 議事録で、政策当局者が債券購入のペースを減速させる計画を「おおむ ね支持」していることが明らかになった。

10年債利回りは2年ぶり高水準に迫った。議事録によると、 FOMC会合参加者は景気が予想通り改善された場合、債券購入のペー スを年内に減速させるというバーナンキ議長の計画を支持した一方で、 2、3人は「近いうち」に縮小開始が必要になる可能性を指摘した。

イーグル・アセット・マネジメントの債券運用担当マネジングディ レクター、ジェームズ・キャンプ氏は「市場は引き続き緩和策の縮小を 見込んでいるようだ」と述べ、「米金融当局は量的緩和からの脱却を望 んでいる。短期的に10年債利回りが3%に上昇する可能性もあるだろ う」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後4時59分現在、30年債利回りは7ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上げて3.92%。2011年8月以来で最高となった。同年債価格 (表面利率3.625%、償還期限2043年8月)は1 1/8下げて94 26/32。10 年債利回りは前日比8bp上昇の2.89%。

9月の縮小観測

議事録によると、2、3人のメンバーは「近いうちに購入ペースを いくらか減速させる時期が訪れる可能性もある」と主張した。

ブルームバーグが8月9-13日にエコノミストを対象に行った調査 によると、65%が9月17-18日のFOMC会合で債券購入の縮小が決定 されると予想。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 米国債と住宅ローン担保証券(MBS)のリターンは月初から前日まで にそれぞれマイナス0.9%。5-7月は米国債、MBSともに下げた が、米国債がより大きく下げていた。バンクレート・ドット・コムによ ると、30年固定式の住宅ローン金利は今週に入って4.59%に上昇 し、2011年5月以来の高水準に迫った。

ブルームバーグ米国債指数によると、米国債のリターンは年初か ら3.54%のマイナスとなっている。

資金流出

トリムタブズ・インベストメント・リサーチのデータによると、米 国で登録されている債券の投資信託と上場投資信託(ETF)からの今 月の資金流出は303億ドルとなっている。

トリムタブズの前日付のリポートによると、月初から19日までの資 金引き揚げは、6月の691億ドル、2008年10月の420億ドルに次いで3番 目に高い水準となっている。

米パシフィック・インベストメント・マネジメント(PIMCO) のビル・グロース氏はツイッターへの投稿で、「量的緩和の終了か。で あれば強気相場も終了だ」と指摘した。

原題:Treasuries Fall as Fed Policy Makers ‘Comfortable’ With Tapering(抜粋)

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