スカイブリッジ、アジア投資を強化-日本や韓国にリターン志向

ヘッジファンド業界のイベントプラ ンナー米最大手、スカイブリッジ・キャピタルの資産はアジアで初の同 社イベントを開いた昨年10月から24%増え、83億ドル(約8120億円)に なった。ファンド・オブ・ヘッジファンズ(FoF)の同社は、アジア で2回目のイベント開催を前に同地域のファンドへの投資を増やした。

同社がシンガポールでスカイブリッジ・オルタナティブス・カンフ ァレンス(SALT)を開いた昨年10月時点の資産は67億ドルだった。 同社のマネジングパートナー、アンソニー・スカラムッチ氏が明らかに した。投資家宛ての書簡によれば、同社の旗艦ファンドのシリーズGは ダニエル・ローブ氏のヘッジファンド、サード・ポイントなどに投資 し、年初から7月までの運用成績はプラス7.1%。ユーリカヘッジのフ ァンド・オブ・ファンズ指数の上昇率3.7%を上回る。

スカラムッチ氏は電話インタビューで、「市場の不透明感が大きい 危機後の時期に、投資家は適切なリスク・リターンを模索している」と 語った。

新たに配分した資金のうち、10%強はアジアからだという。高リタ ーンでボラティリティの低い投資への志向が韓国や日本で強まっている と、同氏は感じている。同氏はアジアに拠点を置くファンドへの投資が この1年で増えたと述べたが、数字は挙げなかった。

アジアでの拡大戦略の一環として、スカイブリッジは7月に韓国の ウリ・インベストメント・アンド・セキュリティーズとの提携を発表。 ウリを通じてアジアでヘッジファンド商品を販売し、ウリはスカイブリ ッジのファンド・オブ・ファンズに投資するという。

ユーリカヘッジの暫定集計によると、同社のアジア・ヘッジファン ド指数の7月までの成績はプラス7.9%で、地域別の5指数の中で最高 のパフォーマンス。日本のファンドが好成績を率いたという。

今年のアジアSALTはシンガポールのマリーナベイ・サンズで9 月に開催。ガイトナー前米財務長官や中国の政府系ファンド、中国投資 (CIC)の元監査役会会長、金立群氏が招かれている。

原題:SALT’s Scaramucci Raises Fund-of-Hedge-Funds Assets, Asian Bets(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE