アジア・太平洋株式サマリー:香港・印株下落、上海指数小高い

アジア・オセアニア各株式市場の 動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。ハンセン指数が5営業日続落し、この2カ月 で最長の下げ局面となった。不動産銘柄や金融株を中心に値下がりし た。

不動産開発の恒隆地産(101 HK)は3%安。中国工商銀行(1398 HK)など中国本土の銀行株も安い。

中国最大の海洋石油会社、中国海洋石油(CNOOC、883 HK) は4.9%上昇。同社の1-6月(上期)利益が市場予想を上回った。

ハンセン指数は前日比152.56ポイント(0.7%)安の21817.73で終 了。構成50銘柄中、値下がりと値上がりの比率は約6対1。ハンセン中 国企業株(H株)指数は0.5%安の9856.86。

京華山一国際の調査責任者キャスター・パン氏(香港在勤)は「米 金融当局の刺激策縮小や新興市場からの資本流出に関する懸念が広がる 中、売り圧力が続いている」と指摘。「投資家は資金を米国に再び振り 向けることでリスクを減らそうとしている」と述べた。

【中国株式市況】

中国株式市場では、上海総合指数が小幅上昇。エネルギー株やハイ テク銘柄を中心に値を上げた。光大証券は続落。先週の誤発注を出した 自己勘定取引部門の責任者が停職処分となった。

中海油田服務(601808 CH)は3.4%高と、半年ぶり高値に上昇。同 社の最高財務責任者(CFO)が深海油田掘削事業の力強い伸びを見込 んでいると述べた。ビデオ監視機器メーカーの杭州海康威視数字技術 (002415 CH)は5.7%高。

光大証券(601788 CH)は5.9%安。2日間の下落率は15%に達し た。保利房地産集団(600048 CH)など不動産株も安い。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は、前日比0.37ポイント高の2072.96で終了。構成銘 柄中、値上がりと値下がりの比率は約2対1。上海、深圳両証取のA株 に連動するCSI300指数は0.2%安の2308.59。

江海証券の徐聖鈞アナリスト(上海在勤)は「近く底に達する可能 性がある」と指摘。「投資家は改革や経済指標に関する一段の材料を待 っている。光大証券の問題でなお若干の懸念がある」と述べた。

【インド株式市況】

インド株式相場は下落し、指標のS&Pセンセックス指数は11カ月 ぶり安値となった。通貨ルピーの連日の安値更新で、政策当局の景気下 支え能力への信頼が揺らいだ。テクノロジーと製薬銘柄の下げが目立っ た。

インドステイト銀行は一時6.2%上昇したものの、0.4%安で終了。 ソフトウエア輸出でインド2位のインフォシスは1.6%下落。国内で製 薬最大手のランバクシー・ラボラトリーズは13%安と、2009年2月以来 の大幅下落となった。前日まででは月初来で33%上げていた。

ムンバイ市場でのセンセックス指数は前日比340.13ポイント (1.9%)安の17905.91と、昨年9月11日以来の安値で引けた。インド 準備銀行(中央銀行)が前日の取引終了後に、長期金利の上昇を食い止 めるため国債を購入すると発表したことを受け、朝方には1.8%高とな る場面もあったが、ルピーの下げにつれて売りが膨らんだ。

21日の外国為替取引でルピーはドルに対し下げ、一時は過去最低の 1ドル=64.465ルピーとなった。ムンバイ時間午後3時8分現在 は1.8%安の64.365ルピー。

【インドネシア株式市況】

インドネシア株式相場は5営業日ぶりに反発。バリュエーション (株価評価)が1年2カ月ぶりの低水準となっていたほか、同国最大の 年金基金が株式を買い増す方針を明らかにした。通貨ルピアは対ドルで 4年ぶりの安値水準に下落した。

ジャカルタ総合指数は前日比1%高の4218.45で終了。ブルームバ ーグのデータは、今後1年の予想利益に基づく同指数の株価収益率 (PER)は20日時点で12.26倍と、2012年6月以来の低水準となった ことを示している。

現地の銀行のデータによれば、ルピアは前日比0.8%安の1ドル= 1万775ルピアと、09年4月以来の安値を記録した。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比21.81ポイント(0.4%)高 の5099.99。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比20.39ポイント(1.1%)安の1867.46。

【台湾株式市況】

21日の台湾株式市場は、台風12号の影響で休場となった。台湾北部 ではオフィスや学校も閉鎖された。

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