信頼感改善に伴う米金利上昇は健全さの表れ-ポールセン氏

米国の債券利回りの急上昇が景気拡 大を抑制するとの懸念は大げさだと、米ウェルズ・キャピタル・マネジ メントの最高投資ストラテジスト、ジェームズ・ポールセン氏は指摘し た。信頼感が改善に伴って借り入れコストが上昇するのは、米経済の健 全さの表れだという。

3400億ドル(約33兆円)の運用に携わるポールセン氏は「信頼感こ そ全ての中心だ」と述べ、「最も重要な要素を一つ選ばねばならないと すれば、金融市場と米経済に今年広がってきた信頼感だ」と語った。

ポールセン氏の調査によれば、1967年以降、債券利回りと民間調査 機関コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数が同時に上昇した月は 株式相場が年換算で12.8%上昇した。債券利回りが上昇し、信頼感が低 下した時期には株価は6.4%下落した。株価は景気や企業収益の方向性 に関する投資家の見方を映すとされる。

現在は消費者の悲観的な見方が約5年ぶりの水準に後退し、住宅建 設業者の前向きな見方は2005年以降最も強まっている。こうした景気の 改善見通しが一因となり、米連邦準備制度理事会(FRB)が早ければ 9月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で月間850億ドルの債 券購入策の縮小を決める可能性が浮上している。

10年物米国債利回りは19日に2年ぶりの高水準の2.88%に達した。 5月2日時点では1.63%だった。今年はこれまでのところ、利回りの上 昇と共に信頼感も改善している。ブルームバーグ米消費者信頼感指数は 今月、08年1月以来の高水準に達した。

原題:Rate Surge With Rising U.S. Confidence a Positive: Economy (1)(抜粋)

--取材協力:Tom Keene、Sara Eisen. Editors: Carlos Torres, Vince Golle

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