米国株:S&P500種が5日ぶり反発、小売り決算を好感

米株式市場ではS&P500種株価指 数が5営業日ぶりに反発。小売り各社の決算が予想を上回ったことが手 掛かり。ただ金融政策に関連したイベントを控え、様子見姿勢も続い た。

ベスト・バイは大幅高。決算では売上高が市場予想を上回った。デ ィスカウントチェーンを展開するTJXも上昇。利益が予想を上回っ た。衣料・家庭用品小売りのアーバン・アウトフィッターズは、ウェド ブッシュ・セキュリティーズによる投資判断引き上げを手掛かりに買い 進まれた。

S&P500種株価指数は前日比0.4%高の1652.35。ダウ工業株30種 平均は7.75ドル(0.1%)未満下げて15002.99ドル。一時0.4%高まで上 げる場面もあった。ダウ平均はこれで5営業日続落となった。

ノースコースト・アセット・マネジメントのファンドマネジャー、 フランク・インガーラ氏は電話取材で、「小売り決算はかなり良い内容 だった。消費者は購買意欲を失ってはおらず、良い方向に進んでいるこ とを示している」とし、「金融当局の緩和縮小には依然注目が集まって いる。当社は慎重ながらも強気な姿勢で、株式へのエクスポージャーを ほぼ最大にしている」と説明した。

緩和縮小観測などを手掛かりにS&P500種は前日までの4営業日 で2.9%下落した。

金融政策に注目

金融当局は21日に米連邦公開市場委員会(FOMC)会合(7月30 -31日開催)の議事録を公表する。市場参加者は資産購入の縮小に関す る手掛かりを求めており、政策当局者らの発言に注目している。今週は ワイオミング州ジャクソンホールでカンザスシティー連銀主催の年次シ ンポジウムが開催される。ブルームバーグが今月9-13日に実施したエ コノミスト調査では、65%が9月のFOMCで債券購入の縮小が決定さ れると予想している。

ジョンソン・レッドブック・リサーチこの日の発表によると、米既 存店売上高は8月17日の週に前月比0.2%増となった。前年同週比で は3.4%増。

金融当局の緩和策を受け、S&P500種指数は09年の弱気相場の安 値から150%余り上昇している。8月2日には終値ベースで過去最高値 を更新した。それ以降、前日までに3.7%下げている。

キャボット・マネー・マネジメントのポートフォリオマネジャー、 クレイグ・ゴリル氏は「ここ数週間はかなり下げた」とし、「センチメ ントが一方向に若干行き過ぎた」と続けた。

ベスト・バイが高い

S&P500種の業種別10指数では8指数が上昇。公益株は0.8%高と なった。選択的消費株は0.9%上げた。

ベスト・バイは13%高の34.80ドルと、半年ぶり高値。同社の5- 7月(第2四半期)決算は、利益が四半期としてはここ2年余りで最高 となった。コスト削減が奏功した。

TJXは6.9%高の54.24ドル。第2四半期決算は利益と売上高がア ナリスト予想を上回った。同社は通期の利益予想を上方修正した。

アーバン・アウトフィッターズは8.2%高の43.19ドル。同社の第2 四半期決算は利益が1株当たり51セントと、アナリストの予想平均を3 セント上回った。

原題:U.S. Stocks Halt 4 Days of Losses Amid Retail Reports, Fed Bets(抜粋)

--取材協力:Inyoung Hwang. Editors: Jeremy Herron, Jeff Sutherland

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