今日の国内市況(8月20日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株2カ月ぶり安値、リスクオフで-米緩和縮小や新興国懸念

東京株式相場は大幅反落し、TOPIX、日経平均株価ともおよそ 2カ月ぶりの安値に沈んだ。米国の量的金融緩和策の縮小観測や新興国 経済の悪化懸念を背景に投資家のリスク回避の売りが広がり、輸送用機 器やゴム製品など輸出関連、鉱業や非鉄金属など資源関連株を中心に、 東証1部33業種は全て安い。

TOPIXの終値は前日比23.86ポイント(2.1%)安の1125.27、 日経平均株価は361円75銭(2.6%)安の1万3396円38銭と、いずれも6 月27日以来の安値。

しんきんアセットマネジメント投信の藤本洋主任ファンドマネジャ ーは、インドやインドネシアを中心に新興国経済への懸念が台頭してお り、「外需関連は全般的に収益悪化への懸念が出ている」と指摘。徐々 にマイナス材料が目に付くようになっており、「日本株市場を取り巻く 雰囲気は悪化している」と言う。

●債券は上昇、株安や40年債入札順調で買い-先物は144円台乗せも

債券相場は上昇。朝方は米国長期金利の上昇を受けて売りが先行し たが、国内株安に加えて、40年債入札が順調だったことで買い優勢の展 開に転じた。

東京先物市場で中心限月の9月物は、前日比7銭安の143円66銭で 開始し、直後に143円64銭と日中取引で6日以来の安値を付けた。しか し、その後は水準を切り上げ、午後零時45分の入札結果発表後には一段 高となった。終了前には30銭高の144円03銭と15日以来の高値を付け、 結局は26銭高の143円99銭で引けた。

バークレイズ証券の徳勝礼子シニア債券ストラテジストは、40年債 入札について「市場予想より強い」と分析。債券相場については「生保 による実需はそこまで強くないのではないかと予想されていたが、取引 業者のショートカバーの需要が強く、株価の下落もあって、先物中心に 買い戻しが入った」と話した。

●円が全面高、株安でリスク回避の動き広がる-対ドル一時97円18銭

東京外国為替市場の円は全面高。米国の量的金融緩和策の早期縮小 観測やアジア株の大幅な下落を受け、リスク回避的な円買いの動きが優 勢となった。

この日の相場は前日に引き続き株価や債券利回りの動向をにらんだ 展開に終始。TOPIXなどが下落幅を大きく縮小した午前の取引では 円売りが強まる場面があったが、午後からは株価が一段安となったのに 伴い、円買いが加速した。円は主要16通貨全てに対して上昇している。

あおぞら銀行市場商品部の諸我晃次長は、「米金利はもう下がりづ らくなっており、上昇は織り込む展開だが、米株安や新興国売りに伴う リスク回避もあって、ドル・円相場では相殺されている感じだ」と述べ ていた。

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