エジプト当局、ムスリム同胞団の最高指導者を拘束

エジプトの首都カイロでイスラム組 織「ムスリム同胞団」の最高指導者ムハンマド・バディア氏が当局に身 柄を拘束された。同国治安部隊はモルシ前大統領の支持者らのデモ弾圧 を強めており、両者の衝突でこれまでに約1000人の死者が出た。

治安当局のヤセル・アブデルラウフ報道官によると、バディア氏は 殺人教唆の疑いでカイロ市内の集合住宅で拘束された。治安部隊が先週 デモ隊の強制排除に乗り出して以来、市民約900人と治安部隊100人が死 亡している。

カイロのアハラーム政治・戦略研究センターのジアド・アクル上級 研究員は電子メールで、バディア氏の拘束は「ムスリム同胞団の弱体化 が狙いで、同胞団にとってはさらなる打撃となるが、同胞団からの反撃 を引き起こすのは確実だ」と指摘した。

モルシ前大統領の追放が7月3日に発表された後、シシ国防相は憲 法改正を言明。この日、その第一段階が完了したと発表された。

軍によって拘束されているモルシ前大統領は19日、昨年12月の政治 的混乱時に暴力を扇動したとの新たな疑いで、15日間の拘束延長を命じ られた。

また19日にはエジプト・カイロの刑事裁判所は失脚したムバラク元 大統領の釈放を命じており、ムバラク氏の釈放により軍が支持する暫定 政府とムスリム同胞団の対立は一段と先鋭化する恐れがある。

原題:Muslim Brotherhood Head Arrested as Egypt Death Toll Mounts (4)(抜粋)

--取材協力:Salma El Wardany、Ahmed A. Namatalla、Zaid Sabah Abd Alhamid. Editors: Amy Teibel, Karl Maier

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