中国の大豆王、来年は輸入倍増も-世界的取引会社上回る勢い

中国の山東晨曦集団粮油貿易公司の 邵国瑞・会長(45)は、大豆取引で利益を上げると、熱帯雨林から紫檀 を、福建省から彫刻用の石を購入する。これらはかつて、皇帝が印章を 作るのに利用していた材料だ。

「これらの物には価値がある。お金は天下の回りものだ」。邵氏は 北京のオフィスでこう語る。幅6メートルのブラジル産の紅紫檀の机に はラップトップ型コンピューター2台が置かれ、画面ではシカゴ商品取 引所(CBOT)の価格が点滅している。

邵氏は2012年の中国の大豆輸入のうち10%を手掛け、世界的取引会 社であるシンガポールのウィルマー・インターナショナルや米カーギル を上回った。来年には取引を倍増させる可能性がある。06年の参入以 降、取引高は10倍に拡大。邵氏は中国最大の大豆輸入業者となった。米 農務省(USDA)は中国の大豆輸入が過去最高水準に増加すると予想 している。

米国の大豆収穫高が過去最高水準に達し、世界の在庫が増えるとの 見通しを背景に、シカゴの大豆相場は過去1年間に23%下落した。ブル ームバーグがアナリスト14人を対象に実施した調査の中央値によれば、 相場は7-9月(第3四半期)には現在の水準から2.1%上昇し1ブッ シェル当たり13.30ドルになると予想されている。

中学校を退学

山東省東部の日照市出身の邵氏は、中学校を退学し家畜飼料の販売 を開始。その後、兄弟から支援を受け破綻した大豆圧搾会社を買収し た。

現在は北京中心部のビジネス街にある高層マンションに住み、郊外 の美術工芸品のショッピングモールにある3部屋のオフィスに通勤して いる。

「大企業で働いたら1日も続かないだろう。この場所が好きだ。雰 囲気が良く、取引をうまく進めるのに適した心理状態になれる」と話 す。

邵氏によると、12年には600万トン以上を輸入し、今年は800万トン を見込んでいる。

原題:Soybean Trading Mogul Shao to Double China Imports: Commodities(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE