豪中銀議事録:政策決定で為替の方向重要-利下げ選択肢残る

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)が20日公表した6日の金融政策決定会合の議事録によると、同会合 では政策決定で為替相場の方向が重要になると指摘された。同中銀は6 日、政策金利を過去最低の2.5%に引き下げた。

同議事録によると、「今回の決定に関する発表に関しては、メンバ ーは一段の利下げの可能性を否定したり、利下げが差し迫っているとの 意思を示すべきでないとの点で意見が一致した」という。また、政策を 決める上で「為替レートの動向は重要になるだろう」と記された。

豪ドルはこの3カ月間に12%下落し、主要10通貨で最悪のパフォー マンスとなっている。成長が伸び悩み失業率が上昇する中で豪中銀 は2011年後半以降、政策金利を2.25ポイント引き下げている。中銀は投 資ブームが冷え込みつつある北部と西部の鉱業から住宅建設などの南部 や東部の産業に経済のけん引役を移行させることを目指している。

TDセキュリティーズのストラテジスト、アルビン・ポント氏(シ ンガポール在勤)は「企業の景況感や鉱業以外の経済分野が向こう数カ 月に本格的に上向く兆しを示さなかったり、予想外に豪ドルが大幅に上 昇すれば、利下げの可能性は残る」と述べた。

豪中銀は議事録で、「成長がより長期にわたり潜在成長率を下回っ たまま推移し、為替相場下落の影響にもかかわらずインフレ率が目標の 範囲にとどまると見込まれている。これを踏まえてメンバーは、より低 い政策金利がインフレ目標と合致する需要の持続的な伸びの達成に一段 と寄与すると結論付けた」と説明。「理事会は金融政策が適切に設定さ れたかどうか判断するため、今後数カ月間データを検討する」としてい る。

豪ドルについては、「前回会合以降に下落したが、過去の基準でみ ると高水準にとどまった」と指摘した。

原題:RBA Signals Rate Cuts Remain on Table as Currency Important (2)(抜粋)

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