米国株:下落、エネルギー安い-FOMC議事録控え様子見も

米株式相場は下落。エネルギー株が 売られたほか、連邦公開市場委員会(FOMC)会合の議事録公表など を控えた様子見姿勢も影響した。S&P500種株価指数は今年初めて4 営業日続落となった。

S&P500種の業種別10指数ではエネルギー株が最大の下げ。原油 相場の下落が材料視された。特にアパッチの下げが目立った。インテル は上昇。パイパー・ジャフレーによる投資判断引き上げを受けた。真空 ポンプを手掛けるエドワーズ・グループは大幅高。スウェーデンのアト ラスコプコによる12億ドルでのエドワーズ買収合意が好感された。

S&P500種株価指数は前週末比0.6%安の1646.06。ダウ工業株30 種平均は70.73ドル(0.5%)下げて15010.74ドル。

レイモンド・ジェームズ・アンド・アソシエーツのチーフ投資スト ラテジスト、ジェフリー・ソー氏は投資家向けリポートで、「依然とし て材料に欠けるデッドゾーンにある。金融政策や決算、夏休みといった 材料のない状況だ」とした上で、「長期的にはなおかなり強気と考えら れる」と述べた。

先週はS&P500種が2.1%、ダウ平均は2.2%それぞれ下げた。

金融当局は今週21日に、FOMC会合(7月30-31日開催)の議事 録を公表する。ブルームバーグが今月9-13日に実施したエコノミスト 調査では、65%が9月のFOMCで債券購入の縮小が決定されると予想 している。

ジャクソンホール

22-24日にはワイオミング州ジャクソンホールでカンザスシティー 連銀主催の年次シンポジウムが開催され、各国の中央銀行当局者らが世 界経済や金融政策について議論する。

先週末時点で、S&P500種のうち相対力指数(RSI、14日間) が30を下回ったのはおよそ41銘柄と、昨年11月16日以降で最多となっ た。同指数が30を下回ると売られ過ぎを示唆するといわれる。

ブルームバーグのデータによれば、S&P500種の構成企業でこれ までに決算を発表した464社のうち、72%で利益がアナリスト予想を上 回った。売上高が予想を上回ったのは約55%。

USトラストの最高投資責任者(CIO)、クリス・ハイジー氏は 「決算期の直後かつ主要な会合前の時期であり、市場にとっては動くの が難しい静かな時期だ」と述べた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)はこの日5.1%上げて15.10。

エネルギーが安い

エネルギー株指数は1.5%下落。ニューヨーク原油先物相場は7営 業日ぶりに下落。メキシコ湾岸を暴風雨が襲うとの懸念が薄れ、石油や 天然ガスの生産リスクが低下した。

アパッチは4.6%安の75.37ドル。これで6営業日続落となった。ス タイフェル・ニコラスはアパッチ株の投資判断を「買い」から「ホール ド」に引き下げた。

金融株も安い。ジェンワース・ファイナンシャルは4.5%安の12.02 ドル。JPモルガン・チェースは2.7%下げた。

インテルは1.7%高の22.28ドル。パイパー・ジャフレーはインテル 株の投資判断を「アンダーウエート」から「ニュートラル」に変更し、 目標株価も20ドルから22ドルに引き上げた。

エドワーズ・グループは18%高の10ドルとなった。

原題:U.S. Stocks Fall as Energy Slumps, Investors Await Fed Signals(抜粋)

--取材協力:Tom Stoukas、Lu Wang. Editors: Jeff Sutherland, 西前 明子

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