ECBのフォワードガイダンスは利上げ可能性排除せず-独連銀

欧州中央銀行(ECB)は低金利維 持を言明しているものの、インフレ圧力が増せば利上げもあり得る。ド イツ連邦銀行(中央銀行)が19日、月報で指摘した。

独連銀はECBのコミットメントについて、「強制力のあるもので はなく、政策の変更を意味するものでもない」とし、「フォワードガイ ダンス(時間軸政策)はより強いインフレ圧力が顕在化した場合の政策 金利引き上げの道を断つものではない」と説明した。

ドラギECB総裁は7月に初めて、政策金利が長期にわたり現行ま たはそれ以下の水準にとどまると言明。8月にも発言を繰り返した。

独連銀は「このコメントが条件付きであることは明瞭だ」とし、 ECBの不変の責務である物価安定維持が条件だと説明。「従って、ユ ーロシステムのフォワードガイダンスは政策金利の将来の動向に関する 無条件の約束ではない」と強調した。

ECBのフォワードガイダンスは失業率やインフレ率の数値目標を 設定していないため、米金融当局のガイダンスとは異なるものの、共通 点もあると独連銀は指摘。「両中銀のフォワードガイダンスはいずれ も、それぞれの金融政策戦略に基づいていることを強調する必要があ る。従って、米国の政策決定も実際の経済動向に左右される」と説明し た。

ドラギ総裁は今月1日に、「フォワードガイダンスは追っての通知 があるまで有効だ」と述べた。独連銀は月報で、「金融政策の方向に関 する追加情報は従前のコミュニケーションを補完する」とし、「できる 限り多くの市場参加者が理解できるように金融政策姿勢を平易な言葉で 説明することが目的だ」と解説した。

原題:ECB Guidance Doesn’t Rule Out Rate Increase, Bundesbank Says (2)(抜粋)

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