インド:政府に一段の圧力、新たな措置求め-金融市場混乱で

インドでは株式相場の指標S&Pセ ンセックス指数が約2年ぶり大幅安となった上に、国債利回り上昇と通 貨ルピーの記録的な下落で、資本流出抑制と低迷する経済の再建に向け た新たな措置を当局に求める圧力が強まりつつある。

ムンバイ市場でのセンセックス指数は現地時間19日午前9時43分 (日本時間午後1時13分)現在、前週末比0.8%安。16日は4%下げて いた。ルピーは対ドルで1ドル=62.46ルピーと、過去最安値を記 録。2023年5月償還の国債利回りは8ベーシスポイント(bp =0.01%)上昇の8.98%と、10年債としては08年以来の高水準となっ た。

当局は利上げや金輸入の抑制など、数カ月にわたって資金流出を抑 える措置を講じてきたが、市場の混乱がそうした措置の失敗を浮き彫り にしている。インド株式・債券市場における海外投資家の資金動向は7 月、30億ドル(約2900億円)の売り越しだった。10年ぶりの低成長とな ったインド経済は、米連邦準備制度理事会(FRB)が刺激策を縮小す るとの観測に伴う新興市場からの資金引き揚げの動きにさらされてい る。

スタンダードチャータードのストラテジスト、プリヤンカ・キショ ア氏(ロンドン在勤)は「市場は政策当局の措置の有効性と彼らに残さ れた選択肢に疑問を投げ掛けている」と指摘。「政府は大規模な計画が あると表明しており、市場から期待されていたが、最終的な措置は期待 外れだった」と述べた。

--取材協力:Unni Krishnan、Andrew MacAskill、Richard Frost、Shamim Adam. Editors: Sunil Jagtiani, David Merritt

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