インドネシア市場トリプル安-4~6月期は過去最大の経常赤字

19日のインドネシア金融市場では通 貨ルピアが対ドルで2009年以来初めて1ドル=1万500ルピアまで下 げ、主要株価指数は1年10カ月ぶりの大幅安となった。国債相場も急 落。4-6月(第2四半期)の同国経常赤字が過去最大規模に拡大した ことに反応した。

インドネシア株の指標であるジャカルタ総合指数は2営業日では 8%下げ、7-9月(第3四半期)に入り世界の主要株価指数の中で最 悪のパフォーマンスとなっている。同国10年物国債利回りは11年3月以 来の高水準に達した。

インドネシア中央銀行は16日遅く、4-6月期の経常赤字が98億ド ル(約9600億円)になったと発表した。これは1989年にさかのぼるブル ームバーグのデータで過去最大。先週発表された経済統計によると、同 国の7月の消費者物価指数(CPI)が約4年で最も大きな上昇率とな ったほか、4-6月期の成長率は2010年以来の低成長にとどまった。

インドネシア最大の銀行の一部門であるPTマンディリ・セクリタ スのエコノミスト、レオ・リナルディ氏(ジャカルタ在勤)は「インド ネシアは成長鈍化とインフレ加速に経常赤字と、徐々にしかし継続的に 悪いニュースに見舞われてきた」と指摘。「今後ドル需要が増加するこ とが予想される」と述べた。

ルピアはジャカルタ時間午後4時(日本時間同6時)現在、前週末 比1%安の1ドル=1万490ルピアと、先月23日以来の大幅安となっ た。ジャカルタ総合指数は5.6%安の4313.518で、11年10月3日以降で 最もきつい値下がり。今四半期では10%余り下げている。

ディーラー間市場協会(IDMA)のデータによれば、インドネシ ア国債(23年5月償還)利回りは18ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上げ8.37%と、6営業日連続で上昇。一時は8.41%と、11年 3月以来の高水準に達した。

原題:Indonesia Rupiah, Stocks Plunge on Record Current-Account Gap(抜粋)

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