エネルギー大手、米シェール層の買収意欲が低下-ガス下落で

石油会社による米国でのシェール層 の買収に急ブレーキがかかっている。シェール層開発により安価な天然 ガスが大量に生産され、業界は困難な状況に陥っている。

天然ガス価格が下落する一方、油ガス井の開発が予想通り進まない ケースもあるため、シェール層資産の評価損計上が相次いでいる。オー ストラリア・英系BHPビリトンや英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・ シェルなどの国際的なエネルギー企業は投資を抑制している。2009-12 年に大量に買収した油ガス田の価値は購入価格を下回る状態が続いてお り、各社は買収を増やすことを正当化できず、開発中のプロジェクトに 重点を絞っている。

米シティグループの副会長兼エネルギー投資銀行業務の世界責任者 で大規模石油・ガス資産の買収を専門とするスティーブン・トラウバー 氏は「各社の買収への意欲は低下している。なくなっているわけではな いが鈍化している」と指摘する。

ブルームバーグが集計したデータによれば、シェール層資産を含む 北米の石油・ガス関連M&A(合併・買収)の総額は1-6月に前年同 期の540億ドル(約5兆2700億円)から52%減少し260億ドルとなった。 掘削が盛んだった09-12年にエネルギー会社が北米の石油・ガス資産の 買収に投じた資金は計4610億ドルを超えた。

原題:Shale Grab in U.S. Stalls as Falling Values Repel Buyers: Energy(抜粋)

--取材協力:Jim Polson. Editors: Larry Reibstein, Susan Warren

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