レポ取引が縮小、債券市場の要に変調-自己資本規制響く

金融危機の再発リスク低減を狙った 規制が、米国債からジャンク債まであらゆる取引を円滑化する債券市場 の重要部分を一変させつつある。

米連邦準備制度理事会(FRB)がプライマリーディーラー(政府 証券公認ディーラー)21社から集計したデータによると、金融機関など が米国債などの債券などを貸し借りするレポ取引の日々の残高は先月、 4兆6000億ドル(約449兆円)と、2008年1-3月(第1四半期)に記 録したピーク(7兆200億ドル)から35%減少した。

金融機関はレポ取引を減らし、債券保有を縮小するなど、国際的な 自己資本規制の強化に対応している。既にプライマリーディーラーは、 市場にストレスがかかると買い値と売り値の差が開くなど流動性の低下 が見られると指摘しており、その結果、政府や企業、消費者の借り入れ コストの上昇につながる可能性がある。

ダブルライン・キャピタルで国債投資を管理するグレゴリー・ホワ イトリー氏は今月14日のインタビューで資本規制について、「多くが提 案されただけか、実施に至っていない状況にもかかわらず、ここ数カ月 の相場下落時にディーラーの米国債や投資適格級社債、新興市場債の保 有意欲に影響を与えた」と指摘し、「それが相場急落の激しさに拍車を 掛けた」と述べた。

原題:Repo Market Decline 35% Raises Alarm as Regulation Strains Debt(抜粋)

--取材協力:Daniel Kruger、Yalman Onaran. Editors: Robert Burgess, Dave Liedtka

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