米国株、BRICsを圧倒-資金の流れやボラティリティが示す

投資家は米国株を新興市場株式より も選好しており、その程度がこれまでで最大となっている。資金の流れ やボラティリティ(変動性)の指標が、米国株の相対的な安全性を求め る動きがますます強まっていることを示している。

ブルームバーグの集計データによれば、米国株の上場投資信託( ETF)への今年これまでの資金流入は約950億ドル(約9兆3000億 円)。一方、新興国・地域のETFからは84億ドルが流出した。S& P500種株価指数の株価収益率(PER)は16倍で、MSCI新興市場 指数より70%高い。米国株のヒストリカルボラティリティ(HV)は BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国)株式との比較で、この 6年余りで最も小さい。

投資資金は過去最速ペースで新興国・地域のETFから引き揚げら れ、米国株ファンドに流入している。強気派は米連邦準備制度理事会 (FRB)が刺激策縮小を開始しても、米企業の3年連続の増益がS& P500種を支えるとの見方を示す。

ボストン・アドバイザーズのファンドマネジャー、ジェームズ・ガ ウル氏は15日の電話取材で、「新興市場の弱さと経済の困難を受けて、 一部投資家は運用資産を新興市場から米国に再配分している」と指摘。 「米経済は現時点で最も安定しているように見える。米株式市場は他の 地域よりも見通しが良好だと見なされている」と述べた。

原題:U.S. Stocks Beat BRICs by Most Ever Amid Emerging Market Flight(抜粋)

--取材協力:Nick Taborek、Julia Leite、Sara Prager. Editors: Lynn Thomasson, Chris Nagi

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