今日の国内市況(8月19日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は3日ぶり反発、石油や建設買われる-売買代金は今年最低に

東京株式相場は3営業日ぶりに反発。海外原油市況の続伸を受けた 収益押し上げ期待で、石油・石炭製品、鉱業など資源関連株が上昇。石 油株では、一部アナリストの投資判断引き上げも加わったJXホールデ ィングスの上げが目立った。建設やパルプ・紙など内需関連株の一角も 高い。

TOPIXの終値は前週末比6.48ポイント(0.6%)高の1149.13、 日経平均株価は108円2銭(0.8%)高の1万3758円13銭。午前の取引は 方向感に乏しい動きだったが、午後終盤にかけて先物主導で堅調さを増 し、両指数ともきょうの高値引け。ただ、腰の据わった買いはあまり入 っておらず、東証1部の売買高、売買代金はことし最低だった。

ベイビュー・アセット・マネジメントの高松一郎運用第2部長は、 企業決算が一巡し、国内の政策面での材料も秋口以降になることから 「材料難で内容のない相場だ」と指摘。日本株の先高期待は継続してい るものの、「短期的には米国株が調整するリスクがあり、日本株にも影 響する可能性がある」と話した。

●債券は続落、米金利2年ぶり高水準や株高-入札控え40年債売り優勢

債券相場は続落。米国債市場で長期金利が約2年ぶりの高水準に達 したことへの警戒感や国内株高から売りが優勢だった。40年ゾーンもあ すに40年債入札を控えて軟調な推移となった。

東京先物市場で中心限月の9月物は前週末比5銭安の143円79銭で 開始。9時20分ごろから買いが増えて7銭高の143円91銭まで上昇する 場面があったが、午前の終了にかけて再び下げに転じた。午後に入ると 一時143円72銭と、日中取引で8日以来の安値に下落。結局は11銭安 の143円73銭と、この日の安値圏で引けた。

JPモルガン証券の山脇貴史チーフ債券ストラテジストは「米金利 上昇の割には前場は強かったが、株高もあって後場は売られた」と述べ た。現物債も含めて取引が薄く、模様眺めの雰囲気だとも指摘。国内で は「投資家の目線は下がっており、金利上昇の余地は乏しいとの見方が 広がっている」とも話した。

●ドル・円は97円台、株価にらみ上下に振れる-米量的緩和縮小を警戒

東京外国為替市場ではドル・円相場は1ドル=97円台で推移。米量 的緩和の縮小観測を背景に不安定な動きが続く株式相場をにらんで、狭 いレンジの中で上下した。

ドル・円は米長期金利の上昇による日米金利差拡大や予想を上回る 日本の貿易赤字を手掛かりに、一時97円86銭までドル買い・円売りが進 行。しかし、お盆休み明けで国内輸出企業のドル売りも意識される中、 日本株のマイナス転換につれて円買いが活発となり、午前10時すぎに は97円36銭まで値を下げた。その後は日本株が再びプラス圏に浮上した のを受けて円はじり安となり、午後には97円70銭前後まで値を戻した。 午後3時40分現在は97円75銭前後。

シティバンク銀行個人金融部門の尾河眞樹シニアFXマーケットア ナリストは、「日米で金利差がこれだけ開いているということは、本来 ドル高・円安の話だが、リスク資産の下落を伴ってしまっているために 素直にドル高の方に反応できないでいる」と指摘。今週公表される米連 邦公開市場委員会(FOMC)議事録で9月の量的緩和縮小が示唆され た場合も「基本的にはドル高の話だが、株価の動きによっては素直にド ル高になるか微妙なところだ」と話した。

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