金相場:年末にかけ上昇続く、アジアの現物需要拡大で-調査

金相場は年末にかけて上昇が続くと の見方が広がっている。年間ベースの金相場は今年、2000年以降で初の 下落になると予想されているが、下落幅は縮小しそうだ。資産家で投資 家のジョン・ポールソン氏らが上場投資信託(ETF)を通じた金保有 を減らしたものの、アジアでは現物需要が拡大している。

インド西部のジャイプールで16、17日に開催されたインド・ゴール ド会議に出席したトレーダーや宝飾業者、アナリスト11人を対象に実施 した調査の中央値によると、金相場は年末までに1オンス当たり1450ド ルに達すると見込まれている。相場は今年に入って18%下げ、年間ベー スでは13年ぶりの下落となる可能性が高い。

金相場は6月に2年10カ月ぶりの安値に下落。インドや中国、トル コで宝飾品や金の延べ棒、金貨の需要が急増したため、これ以降17%上 昇した。金相場は4-6月(第2四半期)に23%下げ、少なくとも1920 年以降で最大の下落率を示し、金ETP(上場取引型金融商品)から投 資資金が流出した。相場回復により流出が抑制される可能性がある。

ドバイを拠点に金の取引と精錬を手掛けるカロチ・ジュエリー・グ ループの金融機関部門マネジングディレクター、ジェフリー・ローズ氏 は「相場が非常に堅調で、1オンス当たり1350ドルを超えたのは非常に プラスだ」と指摘。「これは、年末にかけてかなり堅調な状態が続くこ とを示唆している」とし、特にインドと中国の力強い現物需要に下支え されると述べた。

原題:Gold Seen Rallying on Physical Demand to Counter Paulson Selling(抜粋)

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