中国株への信頼誤発注で揺らぐ-世界最低リターンに追い打ち

中国の主要株価指数は16日に2009年 以来最大の乱高下を演じた。過去4年間のリターンが世界最低となって いる同国株式市場への信頼が一段と悪化する恐れがある。

中国株式相場は今月16日、光大証券での取引システムのエラーで混 乱し、売買高は53%急増。指標の上海総合指数は午前の取引で2分間に 前日比約1%安から同5.6%高まで6%余りの変動を見せた。終値は 同0.6%安。中国証券監督管理委員(証監会)によると、光大証券の自 己勘定取引部門からの誤った買い注文が相場急騰を引き起こした。

上海総合指数は09年8月の高値から40%下落し、時価総額は約6440 億ドル(約63兆円)減少した。年初来では8.8%安と、MSCIオール カントリー世界指数(9.8%高)に逆行している。ブルームバーグが集 計した監督当局のデータによると、国内投資家の残高のある株式売買口 座数は2011年6月の5730万件から5440万件に減少した。

ウェルズ・ファーゴ・アドバンテージ・ファンズのチーフ・ポート フォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ヤコブセン氏は「中国でトレ ーディング・エラーが発生するには良くないタイミングだった」と指 摘。中国株式市場には「既に懐疑的な見方が強まっており、今回のよう な事件で投資家の信頼が幾らか損なわれる恐れがある」と述べた。

原題:China Trading Error Shakes Confidence in World’s Worst Equities(抜粋)

--取材協力:Jack Gao、Eleni Himaras、Aipeng Soo、Belinda Cao、Rita Nazareth. Editors: Garry Smith, Jim McDonald

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE