米銀BOA、メリルリンチの解散計画-ブランドは維持へ

99年の歴史を持つメリルリンチが、 一つの法人としての存在を消すことになる。同社がバンク・オブ・アメ リカ(BOA)に買収されてから4年余りが過ぎた。

BOAの2日の当局への届け出によれば、同社は10-12月(第4四 半期)にもメリルリンチの法人組織を解散させる。リテール証券と投資 銀行におけるメリルのブランドは維持する。メリルの債務はBOAが引 き継ぐ。

BOAはブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)の前任 者時代の2009年にメリルを買収。現在、組織の簡素化を進めている。メ リル統合は年80億ドル(約7800億円)のコスト削減目標の達成に寄与す る可能性がある上、大手行を危機の際に清算しやすい組織にしたい当局 の思惑にも合致する。

クレジットサイツのアナリスト、デービッド・ヘンドラー氏は16 日、「さよならメリルリンチ?」との見出しを付けたメールで「簡素化 された組織は、想定される最悪の金融危機が起きた際に清算計画を成功 させる可能性を高めるだろう」と記した。

法人組織を解散すればメリルが当局への情報開示を個別に行う必要 もなくなる。BOAの広報担当者ジェリー・ドゥブロウスキー氏は今回 の計画について、顧客へのサービスやメリルリンチのブランドには「何 の影響もない」と述べた。

メリルの社史によると創業者のチャールズ・メリル氏は1929年の大 恐慌の前に株式を手放すよう顧客に助言し、評価を固めた。71年に上場 し、その後、牛を描いたロゴマークを導入した。メリル幹部は世界で最 も認知度の高いロゴの一つだとしてきた。

原題:BofA Plans to Dissolve Merrill Lynch Unit While Keeping Name (3)(抜粋)

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