欧州債:スペイン債上昇、景気見通し改善で-独債ほぼ変わらず

16日の欧州債市場では、スペイン債 を中心にユーロ圏のほぼ全ての国の債券相場が上昇。来週発表される域 内のサービス業と製造業活動を示す指標では、景気回復に勢いがついて いる状況が示されるとみられている。

高利回り資産の需要増を手掛かりに、スペイン10年債のドイツ債に 対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は2011年7月以来で初めて250ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を下回った。イタリア10年債 利回りは6月以来の低水準に接近。この日発表された6月のユーロ圏輸 出が増加したほか、7月のインフレ率は6カ月連続で欧州中央銀行 (ECB)の目安である2%弱の水準を下回った。ドイツ10年債利回り は1年4カ月ぶり高水準まで4bpに迫った。

ヘッセン・テューリンゲン州立銀行(ヘラバ)の調査アナリスト、 ラルフ・ウムラウフ氏(フランクフルト在勤)は「市場にはポジティブ な勢いがあり、リスク回避の動きが後退している」とし、「来週の経済 データはこのプラスの展開が続くことを示すだろう。スペイン国債が続 伸すると確信している」と語った。

ロンドン時間午後4時44分現在、スペイン10年債利回りは前日比9 bp低下の4.36%。これは5月31日以来の低水準。同国債(表面利 率4.4%、2023年10月償還)価格は0.735上げ100.34。ドイツ10年債に対 するスプレッドは8bp縮小の248bp。12年7月は650bpだった。

イタリア10年債利回りは6bp縮小の4.19%。13日には4.15%と、 6月6日以来の低水準を付けた。

ドイツ10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの1.87%。前日は1.91% と、昨年3月以来の高水準に達した。週間では19bp上げ、6月21日終 了週以来の大幅上昇となった。

英国債は下落。10年債は週間ベースで4週続落となった。利回りは 前日に11年8月以来の高水準に達した。

英10年債利回りは前日比2bp上昇の2.70%。15日には2.71%まで 上げた。同国債(表面利率1.75%、2022年9月償還)価格はこの 日、0.135下げ92.39。

原題:Spanish Bonds Advance With Italy’s as Economic Outlook Improves(抜粋) U.K. Pound Posts Second Weekly Gain as Economy Gathers Momentum (抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE