東電の社債保証コストが上昇-黒字転換に再値上げ必要と報道

東京電力の社債保証コストが上昇し た。東電は原発再稼働のめどが立たない中で、黒字に転換するには電気 料金の再値上げが必要とした試算を金融機関に提示したとの13日付読売 新聞朝刊の報道が材料になった。

CMAのデータによれば、クレジット・デフォルト・スワップ (CMD)市場での東電の社債保証料率は15日、22.4ベーシスポイント (bp=0.01%)上昇し273.7bpとなった。上げ幅は6月21日以降で は最大。日本の企業50社のCDS取引を指標化したMarkit iTraxx Japanは1.8bp下落した。

東電は停止中の柏崎刈羽原発の再稼働に向け安全審査を申請する方 針を示しているが、地元新潟県の泉田裕彦知事が反対しており、再稼働 のめどが立っていない。

東電は再建のための特別事業計画の中で、柏崎刈羽原発を2013年4 月から15年9月にかけて順次再開することを前提条件として想定。広瀬 直己社長は7月31日の決算会見で、柏崎刈羽原発の再開なしでの黒字化 は難しいとの認識を示した。

BNPパリバ証券の中空麻奈チーフクレジットアナリストは15日の 電話インタビューで、新潟県知事の反対が東電にとって大きな問題にな っていると指摘。事業計画の見直しも必至だが、いつになるかは不明と の見方を示した。

読売新聞は、原発再稼働がない場合、東電は来年1月にも8.5%程 度の再値上げが必要になる、との試算を取引金融機関に示したと報じ た。

原題:Tepco Bond Risk Rises as It Seeks to Avoid Third Straight Loss(抜粋)

--取材協力:Yusuke Miyazawa、Pavel Alpeyev、稲島剛史. Editors: Iain Wilson, Andrew Hobbs

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